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3rd Stone

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3rd Stone From The Sun
「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」とは?

初対面の人にこう質問するのが好きです。
「どんな音楽が好きなの?」と。

あるいは「一番最初に買ったレコード(CD)は?」それから「一番最初に行ったコンサートはなに?」とか。
もちろん、覚えてなければ、「一番好きなCD(曲)は?」でも「一番良かったコンサートはなに?」でもいいんです。

考えてみてください。

それを聞きたい理由の一つは、その人が一番楽しんでる姿が見えるから。
その話しをする時の相手は凄く活き活きしていたり、思い出深い顔になったり、ちょっと恥ずかしそうだったり、本当に面白いもんです。対する私も同じ質問に「俺はね?」と話すわけですから、相手とは気持ちはイーブンですね。また、自分の原体験はその後の自分のスタートになるわけですから、意味が必ずあります。それを語る。自分が過ごしてきた時代も素敵な感じで意識出来る。そしてその場の楽しさが人と人とをつないでゆく。そうやって仲間が増えたりします。

もう一つの理由は更に発展させて、相手の価値観やお互いの価値基準の違いが分かる手段になるという事です。
好きだと思う事があまりに違っている人とは一緒にいろんな事出来ないですよね?
音楽を通じて相手を知る事は自分にとってすごく便利な事です。

音楽には色々なものがありますし、これからもカテゴライズ不能なものや実験的なものがどんどん誕生してくる。面白いと思えるものは際限ないと思えるくらい次から次へと登場してくる。自分の音楽人生に影響を与えた事は数々ありますが、初期の頃に自分を方向付けた一つの古いポスターがありました。それはどこかのレコード会社か、大手のチェーンレコード店が恐らく1973~75年あたりに作ったであろう一枚のポスターです。1950年代から始まるロックの歴史を年代と地域に分けて表してあるもので、アメリカではチャック・ベリーやらエルビス・プレスリーから始まり、イギリスではビートルズを始めクリーム、レッド・ツェッペリンやキンングクリムゾンあたりからどうロックヒストリーが変遷して行ったのか、同じ時代にどういうロックバンドが世界的に活躍していたかが分かる代物でした。PINK FLOYDやKING CRIMSONは当時「プログレッシブ・ロック」と呼ばれ、「前衛的」なジャンルでした。

私はアーティストのマネージメントを生業としていますが、それはそのポスターに残るような仕事をしたい、というのがきっかけです。

ロックヒストリーに残るバンドの仕事をする事。バンドをロックヒストリーに残すように、バンドとともにゼロから頑張る事。
これが自分の仕事のモットーであり、自分の生き甲斐でもあるわけです。

1982年から仕事を初め、アーティストとマネージメントという関係の中でいくつかのアーティストが日本のロック史にその名を刻む事が出来ました。
REBECCA, SUPER JUNKY MONKEY, THEATRE BROOK, 小島、WRENCH、といったアーティストたちです。

ちなみに、最初の質問に戻ってみましょう。自分の原体験は何か?

「一番最初に買ったレコードは?」

1970年に買ったThe Monkeesの日本盤ベストアルバム(2枚組、恐らく発売は69年)。ジャケットデザインは田名網敬一氏。

「一番最初に行ったコンサートはなに?」

1974年3月のSLADE来日公演。彼らは “Good bye Jane” ”Move Over”といった曲をヒットさせた。

「どんな音楽好きなの?」

いい感じにサイケデリックにミックスされたロック。(The Beatles特に中期以降, Jimi Hendrix etc.)そして、ファンキーでセクシーなBLACK。(PRINCE, SADE etc.)etc.etc. 名盤は世の中に数多くありますね。

1971年にThe Beatlesの映画”A Hard Days Night”をテレビで見て大ショックを受け、前年に解散した彼らの音楽やメッセージを辿る道がスタートし、Paul McCartneyのプレイに憧れベースギターを弾き始める。“THE BEATLES”(通称”White Album”)が最も良く聞くアルバム。

また、Jimi Hendrixを聞き同価値のショックを受け学生時代はエレキギターを弾きバンド仲間と常に一緒にいる生活。
ジミヘン体験は強烈で、その自由奔放さとワイルドさには音楽歴史上かなうものはないと思っているし、それゆえ彼の初期の曲”3rd Stone From The Sun”が会社の名前になっている。最高なのは”Little Wing”のギター。そして1969年Woodstockでの「アメリカ国家」。Woodstockの映画にもかなり影響受けました。

私は「定番」という言葉が好きです。あるジャンルや時代やムーブメントでの代表(トップアーティスト)になる事が「定番」の一つの意味でしょう。
定番になるであろうアーティストを生み出し、マネージメントするのが3rd Stone From The Sunの仕事です。会社の形態は常に少人数でフレキシブルにしておき、大事なのは集中力と解放感を各々が併せ持っている事。どんな仕事もこの二つが身に付いていれば必ずうまく行くと信じています。

一つ、キーワードは「トリップできる音楽」。分かるかなー?これこそ集中力+解放感が必要です。好きな音楽で非日常的な楽しい世界を感じれば人間は一瞬でハッピーになれるでしょう?ライブ会場で盛り上がっているお客さんを見るのは、こちらももの凄くハッピーになれる事です。そのアーティストの仕事をしているのならそのお客をハッピーにする手助けを出来ているわけですからね。

3rd Stone From The Sunは常に良いパートナーを探しています。アーティスト/スタッフを問わず、最初の3つの質問に対するアナタの答えを是非私に聞かせてください。知らないものを交換し合うのも楽しいですよね?そして仲間になり、仲間を色々な世界に増やしていけたらハッピーですね!

2005年8月
小林由紀夫/3rd Stone From The Sun